2013/04/28

富士山で男性滑落 富士宮口

昨年のGWに引き続き、今年も遭難事故が多発しています。

つい先日も奈良県の方が吉田口で滑落死亡。
歳も近いし、同じ県内の方なので、特に遺憾に思います。

【富士山で男性滑落死】(2013.4.24 20:15)

山梨県の富士山で23日、登山者が滑落して死亡し、富士吉田署は24日、遺体の身元が奈良県大和郡山市矢田町、無職山本豊さん(37)と判明したと明らかにした。

 同署によると23日午後3時ごろ、8合目付近で休憩していた登山者グループが斜面の上方から滑落してきた山本さんを発見、110番した。県警ヘリコプターで救助したが全身を強く打っており、死亡が確認された。
山本さんは1人で入山し、登頂後に下山中だったとみられる。



八合目付近で確認されているので、多分こんな感じだったと思います。
※動画は上記の件と関係ありません。吉田口九合目付近で撮影された別のものです。

下山に入った瞬間に滑ってますね。
まず雪訓こなしてても、瞬間的にピッケル刺さらないくらいの氷面。
七合目あたりまで一気に到達してしまう、日本一長い滑り台になりますよ。

そして、昨日は富士宮で滑落の報。


 27日午前10時5分ごろ、富士山の山頂に近い静岡県の富士宮口登山道で、登山中の男性1人が滑落したと別の登山者から110番通報があった。

 富士宮署によると、男性は9・5合目付近から500メートルほど滑落し、安否がわからないという。県警がヘリコプターなどで救助に向かった。


【富士山で男性滑落、遭難か 富士宮口登山道】(2013/4/27 16:18)

 27日午前10時5分ごろ、富士山の富士宮口登山道9・5合目付近で、登山していた東京都の男性(32)から「男性が500メートルほど滑落した」と110番があった。県警は遭難した可能性もあるとみて捜索している。富士宮口登山道は雪が残っていて閉鎖が続いている。


【富士山で男性滑落、遭難か 静岡、閉鎖中の登山道】

 27日午前10時5分ごろ、静岡県・富士山の富士宮口登山道9・5合目付近で、登山していた東京都の男性(32)から「男性が500メートルほど滑落した」と110番があった。静岡県警は遭難した可能性もあるとみて捜索している。

 富士宮口登山道は雪が残っているため閉鎖中だった。
 富士宮署によると、通報した男性が声をかけると、滑落した男性は手を振っていたが、その後、姿が見えなくなったという。同日午前、ヘリコプターで捜索したが見つからなかったため、山岳遭難救助隊員が現地に向かっている。


仮にも九合五勺“付近”から500mも滑落した登山者を目視することなんてまず無理。
ましてや、手を振ってるなんて双眼鏡でもなければわかるわけない。

僕らも九合五勺から双眼鏡で登山者を見ることもあるけど、
本当に双眼鏡を覗かなければ、男女の違いはもちろん大人子供の区別すらつかない。

この500メートルが、標高差の滑落なのか、斜面の滑落長なのか。

ということで位置関係から考察してみました。
写真は1月末に水ヶ塚から撮影した富士宮口

図でわかるように、9.5合目から滑落したとします。
写真下部で指した8合目まででも約350mの標高差があります。
当該者は登山中か下山中かはわからないけど、富士宮で登る際は山小屋筋か、右側の雪渓を使用します。下山も自分のトレースが残っていればそこから。
積雪と浮石の加減により多少ルートを左右に振ることはあるけど、今朝の富士山の写真を見る限りは雪渓を使っておられたのかな。

こちらは少し引いた画。
標高差500m滑ったとしたら、この赤色で塗ったゾーンが、大凡の範囲内になります。
もっとカチカチだったら宝永火口へ向けて一直線の滑り台に。

九合五勺・胸突山荘前から撮り下ろした富士山の斜面です。
下に見える屋根は九合目万年雪山荘。
矢印で指し示したところは万年雪山荘より約100m程の位置にある鳥居跡。
そこを通り掛かる人は点です。

と、ここで続報。


[静岡]富士山で「男性滑落」 登山者が通報

 二十七日午前十時五分ごろ、富士山の富士宮口登山道の九・五合目(標高約三千六百メートル)で、登山者から「男性が滑落した」と一一〇番通報があった。富士宮署などの山岳遭難救助隊や県警航空隊が捜索したが見つからず、同午後五時半ごろ、いったん打ち切った。
 同署によると、登山者が目撃した男性はスキー板を背負い、約五百メートル滑り落ちていったという。登山者の呼び掛けに一度返答があった後、行方が分からなくなった。

 ヘリによる捜索では山腹でスキー板一枚とアイゼンを発見。救助隊は、登山道に続く雪上に足跡を見つけたが途中で切れていたという。富士宮署は、男性が自力で下山した可能性もあるとみている。


赤字の部分が新しい情報ですね。
ツッコミどころとしては、標高差500mだった場合、下へ声張り上げて呼び掛けても聞こえません。
僕は山でFOX40という大音量ホイッスルを使っています。
昨年ルートから外れた登山者が落石の巣へ突っ込んだのを発見した際に思いっ切り吹き込んで注意したことありますが、聞こえてなかったというオチがつくくらい聞こえません(笑)

FOX 40(フォックス40) ソニックブラストCMG マルチ オレンジ/ブラック 笛 ホイッスル

どの辺りの山腹か不明ですが、板とアイゼン置いて命鹹がら歩きはじめた時にキャトルミューティレーションされたということでしょうか?(笑)

500m滑落して無事だった装備を知りたいし、滑った瞬間に運良くシリセード状態になりながらアイゼンでブレーキかけながら滑り長500mかけて減速できたか。
こんな感じでまだ止まれるだけマシ…


どちらにせよ滑落後に動けたのなら『九十九死に一生を得た』レベルです。
生きてたら凄いけど、あまり褒められることでないのは確かです。
県警のヘリも飛ばして、山岳救助隊まで向かわせて、こういう言い方嫌ですけど、静岡の方の税金で賄われているものです。

厳冬期の富士山に挑んでも登頂できる確率は限りなく低いです。
低いということは只ならぬリスクの塊ということ。
山でよく言われる『自己責任』で完結できるなんて幻想ですよ。
家族を筆頭に誰かしらに迷惑はかかるものです。
遭難した方の御家族を何人も見てきましたから…。

ちなみに僕は過去に厳冬期富士山で20mほど滑落したことあります。
某山小屋の屋根へスライドして漂着しました。
『ところでおまえ、滑落したことあんのかよ!?』って言われる前にカミングアウトしとかないと。
こ、こ、怖かったよ~((((;゚Д゚))))


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