世界遺産の山を歩く 山楽部

2013/04/12

荒天+霧氷の釈迦ヶ岳(4/7)

春の嵐が吹き荒れた4/7、不要不急の外出を控えなさいと叫ばれる中、行って来ました釈迦詣。


毎年4月の第一週日曜は恒例行事の釈迦詣。
春山を迎え入れる式典みたいなもです。



さてさて、4月に入って釈迦ヶ岳に行かれた方はいらっしゃるかな?と
ヤマレコを覗くと、今期は旭ダムから上はひょっとして規制してなかったんですかね…。
例年の頭でいたため、少々悔しい思いをしました(笑)

今回は大人数『厳密には鹿の角を拾いたい盛の欲深い大人たち(純真な子供除く)』の23名。
いつも参加していただいている方々や、今回が初めての方、昨年鹿の角を拾えなかった方々のリベンジの機会となり、先日(4/6~7)の荒天で中止しようと思いましたが、
7日の回復に賭けて向かいました。

案の定、林道は落石と飛んだ枝葉が散乱。
僕は先頭の“ラッセル車”に乗っていたので、必然的に石よけ枝よけ係ですが
この日集結したガヤ芸人達も同時に下りてきます(笑)

都度都度車を停め、除去しながら登って行くといつもの倍の時間掛かりました。

駐車場直下の路面にも側面の石灰岩がゴロゴロ。
大人2,3人で脇へ寄せながら四苦八苦。

太尾登山口の駐車場に着いたのは11時半前。
時を同じくして、小雨が霰と風雪にレベルアップしてしまい、
去年のデジャヴか?という状況に。


直ぐに登り始めるわけにもいかないので、とりあえず駐車場脇のトイレハウスでワイワイしながら昼食を摂りました。
天ぷらチャレンジのメンバーもいたので、雨の中強行されるよりは屋根の中で揚げてもらえて結果オーライでした(笑)

その後、少し風も止み(谷筋は相変わらず轟々と吹いている)ふんわりした降雪になってきたので、全員意を決して稜線までは行ってみようと準備開始。
そして雪がやんわりとしてきたところ、今回初めて参加してくれたメンバーも多かったので、
大人も子供も交えて23人の自己紹介タイム。
グローブ振り上げてキャッキャしてますね(笑)

『私たち人間はどこから来て、どこへ向かうのでしょう』とか説いたとか説かなかったとか…
えぇ、普通に行程説明ですね。

全員“素性”も知れたところで出発。


釈迦の稜線西側からの吹上はなかなかのレベルなので、
稜線手前でダメなら引き返す予定で、登り始めました。
子供向けに鹿の食害を投げかけてみましたが、イマイチ反応悪し(笑)
まぁ実力です…。

P1434までは釈迦では見たことのないカラフルな列に。

稜線に出るまではほぼ無風なので、程良く楽しんでもらってたみたいです。


P1434辺りで少しガスが晴れた瞬間、向かい尾根が何やら白い…。
まさかまさかの、サプライズ霧氷。

メンバーに『今日は何月何日かね?』と聞いてしまいたくなるような眼前。

そこからは一面霧氷の世界。

だいたい11月あたりの“条件”の良い日は古田の森より上で霧氷を見れる日もあるのですが、不動小屋谷への分岐辺りの標高で霧氷が付いているのは、この時期そうそう見れません。


霧氷様の登場にメンバー大喜び。


僕も想像してなかったくらいですから。




それと、同時にどこまでで引き返すかな…というので頭の中がいっぱいに。
翌日誕生日のお釈迦様にお会いできるような状態じゃありませんので。
体感で平均風速は10m以上吹いていおり、体感の気温も極めて低いです。
(登山口で気温マイナス1℃)


春先の風物詩である鹿の角拾いが趣旨でしたので、
風の少ない稜線東側を中心に小一時間捜索。

おっ!発見!

違いますねぇ。お子さんの目線が物悲しいです(笑)

似てるけど…てか、霧氷付いて綺麗ね。

次こそ発見か!!

またまた違いましたねぇ。ちらほらと幻覚が見え出した大人たち…。

こちらは見事に若鹿の落とした角一本ゲット。
大人たちが群がります。

ガイド的にはこの一本が、この一本こそが面目躍如の一本なのです!
この天気で無かったら帰りのテンション保証できません(笑)


古田の森手前まで行きましたが、
ガスが濃くなり一層荒れだしたところで撤収。





東向には南奥駈の稜線も薄っすらと拝め、大日の鋭鋒、都津門あたりまでは一瞬見えましたが、そこも霧氷で真っ白な世界。

お釈迦さんに『今日のところは帰られよ』と仰っていただいたような気がしました。
引き返すこと15分。
P1465の分岐まで下りてくると、倒木の根の影に身を潜め、寒さ我慢できず身を寄せる大人たち。
鹿の角を諦められないメンバーと一緒に最後尾から隈無く探すも収穫ナシ。

体感気温も非常に寒いので、登山口まで戻ったところでティータイム。
昼食後のティータイムを端折ったので、ほっこりした時間も作れて良かったです。

帰りも相変わらずの降りっぷりでした…。


バイケイソウも頭を出しはじめた頃合い、もう山には確実に春の足音が聞こえました。

というわけで、近々リベンジしてきます。
ポカポカの日に赤井谷へ下りたい。



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