世界遺産の山を歩く 山楽部

2013/03/24

桜が満開になる前に…

富士山記事の流れをぶった切って、たまには成果品の巻です。
去年撮り貯めた分でちょこっと微速度動画(timelapse)を作ってたんですが、
実は編集できていないネタフォルダも潜んでいたので、ちょっとそれらしく纏めてみました。


撮影地はうちの近所の大和高田市・大中公園です。
市内を貫く高田川沿いの千本桜は、桜の季節になるとそこそこ賑わう桜スポット。
バイクでサッと行ってサッと撮れてサッと帰れる名所が近くにあって良かったなと。

名所 高田千本桜
・市のHP内・フォトライブラリにも昨年撮影分の写真を掲載していただいてます


写真も鮮度のあるうちに編集するのが、ベストなんでしょうが
こうやって久々に開いたフォルダにヤル気の元が隠れてることしょっちゅうです(笑)

ただ、全体の尺(BGM含め)を考えるとフレームレートを落とさざるを得なかったので
今年もっと枚数を増やさなければいけないと思ってます。

まだまだ稚拙な出来映えではありますが、このTimelapseを見ていただいて、
是非とも一人でも多くの方に各ご近所の桜を愛でていただければと思います。


*Cherry Blossom* Timelapse @Onaka-Park Yamatotakada Re-work 



1080p,720pのHD画質版はこちら

vimeoにもUPしてありますので、お好みで御覧下さい(ちょっと画質落ちるかな…)

*Cherry Blossom* Timelapse @Onaka-Park Yamatotakada Re-work
from miztrek on Vimeo.
奈良県大和高田市・大中公園と高田川の千本桜です。
雨が降る寸前だったので、一番見頃の桜を撮影した微速度撮影です。
(2012年に撮り貯めた微速度動画を再編集しました)

1000 cherry blossoms of Japan,Nara Prefecture Yamato-Takada City, the Onaka park, and [takadagawa].
It is a timelapse that took a picture of cherry blossoms of the best time to most at immediately before it rains it.


今年は大中公園での撮影は勿論、久しぶりに藤原京の醍醐池で撮影したいなと思ってます。



今年は全国的に例年より早めの桜の開花なので、少々焦っています。
関東方面の開花具合をニュースで見るとウズウズするというか…。



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2013/03/06

山中湖で息抜きまくり (2012/7/11)

7/10は麓へ下りてきてから山中湖畔へ。
さすが避暑地だけあって、夕暮れ時の涼しい空気が好きです。


ガイド仲間の新居へお邪魔して、久しぶりに手料理をいただきました。
山では主にカレー、麓へ下りても外食の生活が続けば恋しくなるのは手料理。
手料理の恋しくなるタイミングで、最高の夕食。
さすが、ガイド仲間だけあって身体の求めてるものがピンポイント(笑)


富士山での食事はカレー率が高く、『カレーばかり飽きませんか?』とけっこう聞かれます。
飽きることはありませんが、カレー等ではどうしても摂取できない栄養素があります。
夏の間身体が求める食材は、野菜!肉!塩!醤油!
普段は野菜なんて副菜以外の何物でもないのですが、夏は主菜に踊り出ます。

禁断症状が出た時には富士急ハイランド向かいのステーキガストに駆け込んで、
肉そっちのけで野菜を貪り尽くしてたりします。
マルチビタミン系のサプリも常用していますが、生野菜には敵いません。

そして、まったりお酒飲んだ挙句にフカフカの布団に包まってお泊り。
真夏にクーラー無しで、ポワーンと寝れるこの気候、、、
いやー、山中湖畔に別荘欲しい!(笑)


次の日は起きてから写真を撮りに、またまたパノラマ台へ。
毎日こんなふうに過ごしたいな~なんて思いながら、シャッターバシバシ押しました。


前回7/2に訪れた時には生憎見えなかった富士山も、この日は綺麗に見えてます


毎日あそこにいると思うと不思議な感覚になるけど^^;


山頂からは白い点にしか見えない“白鳥の湖”、船名です。


それから湖畔に下りて、山中湖交流プラザ・きららへ。
無駄に広い芝生を思いっ切り走りまわった後に湖畔から富士山。


水遊びもいいなーと思うけど、僕はやっぱり山遊びのほうがいいです。


そうこうしている間に、山頂付近は何やらモクモクしてきました。
こりゃ荒れるね。


お次はとなりの忍野村へ。


お昼ごはんに「渡辺うどん」へ行こうと思いましたが、あいにくの定休日。
忍野そばと迷いながらも、近くの「旭うどん」へ。
キャベツと馬肉の典型的な吉田うどんです。


お腹がいっぱいになった後は、忍野八海へ。


読んで字のごとく、忍野八海は八つの湧水池があります。


中国の観光客が多いため、こちらがアウェー感で満たされましたが、
日本人はひっそり人気のない方へ…^^;


そして最後は再び山中湖へ。



富士山のほうを見ると、あまりよくない感じの雲が湧き上がってきていました。
予想通り風も強そうで、今日登ってる人はちょっとかわいそう。。


頭上の雲もいびつな形で、上空の風も荒れているのがわかります。
巻いて巻かれて引きちぎられて穴開いて…。


夕方、河口湖へ帰る道中には大荒れの富士山に。
静止画ではわかりませんが、富士山にこびりついたあの雲がおぞましく動いてました。
麓からでもわかるくらいなので、山の中はそれはそれはものすごい風。


翌日も案の定この天候。

富士スバルラインも通行止めになったので、翌日はビジターセンターで過ごしました。



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2013/03/05

さぁ、御来光!(2012/7/9~10)

宝永山で英気を養いながら、シーズンにも上手く入れた2012年。
両手では足りないくらいの綺麗な御来光を拝むことができ、一緒に登ったお客さんも大喜び。
昨年は一昨年に比べ晴れてる日が多かった印象です。

7/9-10は若干の雲はあるものの、穏やかな天候に恵まれた富士山。

翌朝10日の御来光も綺麗に拝めそうな感じです。
少し話は逸れますが、多分ですよ、僕ほど富士山の山中で天気図と睨めっこしてるガイドはいないと思います。
良し悪しは別として(笑)

案内人組合から依頼している富士山ガイド限定・ヤマテンの気象メールは毎日飛んでくるのですが、そのデータを基にして現地・富士山からの観天望気と天気図・風向風量・アメダス・GPVと手元で確認できる気象データは殆ど駆使して予想しています。

富士山は独立峰ですので、“風”の影響を非常に受けやすい山。
偏西風の通り道でもある為、大陸からの情報も必要になります。
地上とは異なる気候コンディションなので、半日ないし6時間スパン先読みしています。


こちらは地上天気図(FSAS24 アジア地上予想図 24時間後の予想図です)

天気の事はもっと書きたくなるので、また次の機会に…。

この日は関東発のツアーで、朝イチに新宿を出て、お昼前に五合目へ到着の皆様方と。
関西発は早朝に五合目着なので、この日はゆっくり支度をしながら五合目へ。


終始穏やかなコンディションで登り、無事に17時過ぎに本八合江戸屋さんへ到着。


あいかわらず下山道には雪の側壁


18時前の外気温は1℃(笑)


18時半現在の速報天気図(SPAS)
よし、今夜から明朝は安定しているので、御来光は綺麗に拝めるはず。


こんな天気だったら、明日に備えてすぐに就寝!
というわけにはいかず、撮りましょう撮りましょう。
左から河口湖、富士吉田市、忍野村、山中湖と、綺麗な4ゾーンの夜景。


南の空はさそり座のアンタレスがギンギンギラギラしていますが、
若干の薄雲で天の川はハッキリせず。


前述したとおり、気温が低いのもあって、根競べせずに小一時間でそそくさと中へ。
起床時間は午前1時半、山頂へ向けての出発は2時。
御来光が昇るのは7月10日頃であれば4時半過ぎ。
2時間半も猶予があるのにと思われますが、ここからが本当の富士登山。

本八合目(3,400m)から吉田口の頂上(3,710m)までは普通に登れば一時間程で登れます。
ところが、夜間の登山は滑りやすいうえに、足元を照らす自分のヘッドライトだけが頼り。
日中に比べると格段に登りにくくなることを考慮しなければならないのです。

各山小屋から他のツアーも一斉に山頂に向けて出発するので、ウソみたいに混みます。
こういうところでガイドの読み合いというか、駆け引きもあるので面白いところです(笑)
八合目から列になって登ってくる登山者


この日は山小屋を出るタイミングがバッチリだったのか、スイスイと登れてしまいまして
うちのツアーが一番手で3時10分に吉田口山頂に到着。
寒いけど御来光まで弁当でも広げてもうちょっと待ってください。


この時期は剣ヶ峰直下に残雪が在るため、危険を考慮してお鉢巡りはできません。
だって滑ったら火口の底まで200mちょいとノンストップですよ。
御来光が昇るまで寒い中座って待っててもらうのも悪いので、
火口の向こうに見える剣ヶ峰を愛でようかと、久須志岳に集合。


そうこうしているうちに、東の地平線から薄っすらと太陽。


4:33 昇りました あぁ、綺麗


頑張って登ってきたみんなが思い思いに過ごす大切な時間です。


いえーい!登頂おめでとう!
こういうお顔を撮らせてもらえるのが、結構幸せだったりします。


さて、名残惜しいですがそろそろ下山しますか…


下山道がまだ使用できないので、登山道から下ります


九合目から上は登る人、下る人の往来。
落石に注意しながら下ります。


下山道はこんな感じでした。
今年も雪が多いみたいなので、山開きには融けてないかも…


大沢の雪は融けて真横にクラックが入ってます。
昔はあそこが下山道だったんだからスゴいよなぁ…


この後は麓へ下りて、山中湖へ行って来ました。
ネタは尽きないので夏前まではもちそうです(笑)


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2013/03/02

休みの日も富士山へ(2012/7/4)

荒天で終わった学校登山の次の日は、終日フリー!
さすがに富士山に登った翌日は一日中ゴロゴロ過ごすと思ったでしょ?
忘れてませんか?我々はある意味富士山バカの集まりです(笑)
もちろん、休日も富士山で過ごします。

この日は親分さんが宝永山(富士山の南側斜面)で自然解説&ハイクガイドをしているのもあって、
仲間ガイドと宝永山でランチでもしようと富士宮の五合目へ向かいました。

東富士五湖道路に乗ると快晴の青空。
しかし、篭坂トンネルを出たところでホワイトアウト。
雲の中に入ってしまいました。
富士山スカイラインに入っても真っ白。
『せっかく来たけどこりゃ、今日はダメかもね…』と思いきや、
三合目で雲を突き抜け快晴ゾーンに突入。

五合目まで来ると、下界とは別世界です。

宝永山のハイキングに来ている小学生たち。
上は晴れててよかったねー!

五合目でのんびり富士山を見上げ、雲海を堪能しながらびっくりハウスで撮ってみました。

さて、登り始めると普段より一層抜ける青空。
外国の方が登ってると富士山に感じないのは思い込みと錯覚。

空荷で富士山に居ることも少ないので、本当に肩の荷を下ろして楽しそう。
飲み物等があったので、一人(自称富士山の清掃員の方)だけ荷物持ち用意しました(笑)

ガイド中通り抜けるところでは、振り返って雲海を堪能。
外界の天気は“くもり”です。

六合目まで来ると、はるか向こうの宝永山の外輪に親分さん一行発見。
しまった、向こうは第二火口から分岐し林間~五合目へ戻るため合流できず。

でも、『遊びにおいでよ』感覚なので、僕たちはこのまま遊びます。
いつもお世話になっている六合目の雲海荘と宝永山荘に挨拶をした後に宝永山へ。
六合目から周遊コースに入ると10分もしないうちに火口の縁へ来れます。

この宝永火口こそが、富士山で一番“最新”の火口になります。
直径は約一キロあります。

江戸時代の中期、1707年(宝永4年)の12月16日にドカーンと爆発的な噴火をしました。
新幹線から富士山を見ると東側が盛り上がっているところです。
水ヶ塚から見た富士山と宝永火口


まぁこれだけ大きな火口が開いたということは、総噴出量は約7×108 m3と推定。

この時吹き上げた噴煙や火山灰は江戸に降灰、富士山麓には高温の軽石が降下し、
田畑や家屋を焼き尽くしたという史実があります。

この噴火の発端となったのが49日前に起きた宝永地震と呼ばれる大地震。
南海トラフのほぼ全域にわたって断層破壊が発生。
近い将来、東海・東南海・南海トラフのどこか破断すれば間違い無く富士山は火を吹きます。
個人的にはそれまでにどこかしらで富士山は噴火すると思ってます。

この日は、その宝永火口のグランド・ゼロ(爆心地)にて、言っておきます、“勉強会”です。
何回も言っておきます。ガイドの学術的な勉強会です。
もう一回言っておきます。ガイドスキルを上げるための勉強会です。

大きい声では言えませんが、あまり率先して入らないで下さい(汗)
それっぽいことを言うと、落石も頻繁に起こりますし何より危ないところです。
でも、なかなか見れない光景ですので写真でご堪能下さい。

僕は若干含蓄があるので、地質的な説明をした後降下スコリアを手に取る仲間ガイド(汗)

最終的にここで水蒸気爆発が起こり、宝永噴火は終焉したということになっています。


現在の火口底はこんな感じで、火星から送られてきた探査機の映像にも見えなくもない。
褐色のそれはそれは荒涼とした場所です。

上の写真では小さく見える岩石も…スコリア丘から撮影。
寝そべってるのは我々です。
やはり、寝転んで目を閉じながら噴火時を想像すると、我々人間の及ばない地球の力が感じられて背中から体全身ゾワゾワします。
あれだけの噴火をしたグランド・ゼロですから何かしらのパワーは未だにあると思います。

この火口、見事にすり鉢状になっているので、寝転んでいると速効で焼けます。
繰り返します。速効で焼けます。

この快晴下では紫外線量も地上の約3倍。
顔が真っ赤っ赤になる前に“勉強会”は終了。

時間に追われることなく富士山でのひと時を過ごすことほど幸せなことはありません。
この辺りでも2500Mの標高なので、もちろん雲の上です。

そして、なぜか信号機よろしくなバンザイポーズをキメちゃう四人。
えぇ、はい、ガイドさん達です。

もし宝永山に行かれる場合がございましたら、大自然のパワーに圧倒されるもヨシ、
第一火口から第三火口まで頭のなかで噴火を再現して楽しむもヨシ、
最後には、ハイキングの代名詞である『ヤッホ!』で〆て五合目にお戻り下さい。

音 量 注 意 !



すれ違った方に教えてもらいました。
『ヤッホー!』と伸ばすのではなく、『ヤッホ!』と切るとやまびこさんも機嫌よく返してくれるそうです。叫びたくなった方は遠慮せずに暖かくなったら山へ向かって下さい。

三十半ばになると写真みながらでも思い出すのは必死です。
でもシーズン中は更新したくても更新できないんです…(言い訳やな)



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