世界遺産の山を歩く 山楽部

2011/12/31

絆の写真

今年も残すところあとわずか。
簡単には言い尽くせないほど『色々』とあった一年でした。
良い意味でも悪い意味でも自分と向き合い、周りにも向き合えた一年。

そして、かなり報告が遅れてしまいましたが、

2011年度の第7回 富士登山「きずな」フォトコンテスト 
富士の景色賞にて最優秀賞を戴くことができました。
http://fujikizuna.com/log/2011/10/winner2011/



『絆 - きずな』がクローズアップされたこの年に、『絆』を冠したコンテストで
賞を戴けたという事は、僕の人生においても深く刻まれた一年になりました。

月光に照らされた富士山の火口(お鉢)です。
8/15の午前3時45分。
御来光が昇る1時間前、夜明け前の関東平野と、昇り消えゆく星々。
『暗い夜に思えても、必ず明るい場所がある』と言うテーマが降ってきて撮影した一枚です。
日本で一番天に近い場所・富士山の剣ヶ峰。

来年はあなたの眼で、この国にひろがる『絆』を見渡して下さい。


その時にブログで発表できればよかったのですが、
このとおりの更新が滞ってましたので、このタイミングです…(汗)

みなさまどうか良いお年をお迎え下さい。

来年も山でその辺りで、お会いできること心から願っております。

本当にありがとうございました。



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2011/12/18

更新せねば…

約三ヶ月更新が滞っております。
ネタは腐るほどあるのですが、投稿まで辿り着きませんでした(汗)
年末に向けて一気に放出しようと思っています。
しばしお待ちを、、、って赤池は今どうなってんのかな?


※10月にiPhoneをアップデートした際に今までのメールや連絡先が消えてしまいました。
富士山でガイドさせて頂き、メール等連絡くださった方で僕から返信が無い方おられましたら
再度御連絡いただけないでしょうか?

2011/09/30

幻の富士六湖 7年ぶりに赤池の出現

テレビのニュースやお昼の番組で取り上げられたり御存知の方も多いかもしれないですが、
今話題の富士六湖です。

え?富士五湖じゃなかったっけ?

という方に触りの部分だけ説明すると、この赤池は普段はくぼ地で草っぱらです。
それが一転、大雨が降った後にしか姿を見せない隠れ富士六湖(六個目の湖)なんです。
(※富士五湖=山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)

前回出現したのは2004年の10月、ほぼ7年ぶりの赤池出現です。
折しも今回は台風15号がもたらした大雨が原因だと思われます。


場所は精進湖の東側、139号線。
地図でいうとここ

普段車で青木ヶ原樹海の中を走り抜けてるだけでは絶対にわかりません。
ここなんて停まろうにも停まれないし(笑)

前々から赤池の存在は知っていたんですが、実際は見たことが無かった。
それが今回初冠雪と合わさったという幸運。

さて、見てもらいましょう。
エメラルドグリーンの湖面。

深緑色のほぼ水草です。

赤池という名前から想像すると、大雨で濁った赤茶けた泥水が溜まった水溜りなんじゃないの?
と思われがちですが、この赤池の水は無色透明なんです。

そのメカニズムは…

地下水脈で繋がっている精進湖の水位が上がると出現する説が有力です。
右上がすぐそばの精進湖。




確かに湧水じゃないとこんな綺麗な“水溜り”にならない。


この日は朝から晴天、空の青さが映り込んで緑を一層深いものにします。





え?

降りてないのかって?

ここまで行って僕が降りてないわけないでしょう…。

次回、降りました~編。


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2011/09/29

富士山初冠雪

頭の中で考えてた次の記事の間に飛び込んで来た初冠雪の話題。

なんとこの日はタイミングよく河口湖におりました。
ガイドの打ち上げで9/23~9/25の間、河口湖畔のゲストハウス咲耶さんへ連泊。
こちらのオーナーも富士山のガイドさんです。

そして9/24の朝、起きて富士山を見ると。。。


雲の隙間から冠雪した山頂が! 白山岳ですね


今月は9/11で富士山のガイドを締めましたが、いつ雪降るんやろと心配で心配で…。
すでに7月初旬の寒さのソレとは違うくらいの寒さ。
山頂のこのしろ池も凍ってたくらいなので、9月に入ってからの富士山は抜かりなく雪化粧の準備をしてたんですね。

少し車で走って西湖の湖畔へやって来ました。

ここから見ると薄っすら雪化粧しているのがわかります。
山頂右端は剣ヶ峰の測候所です。

ここでガイドっぽく豆知識。
麓の富士吉田市や河口湖町で雪が積もったのを確認しても初冠雪とはなりません。
富士山は初冠雪の定義は、富士山頂の平均気温が一年のうちで最も高かった日以降に、
甲府市の甲府地方気象台から職員が目視で確認して、山に雪やひょう等が積もって白く見える状態のを指します。

麓から山頂の雪化粧を確認できていても、数日間甲府から見えなかったら初冠雪の
観測日は後日になってしまうという。。。


この日9/24は初冠雪の他にもうひとつの目玉ニュースがあり、精進湖へ向かいました。
そうです、7年ぶりにアレが出現しました!



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2011/09/20

山中湖の夕景 7/5

やっとこさ富士山の記事に突入!
7/5はオフで夕方より山中湖へ行ってきました。

前日の強風と打って変わり、富士山は穏やかに好天へ向かっています。
場所はまたもやパノラマ台。
毎日のように須走からやってくるガスがゆっくり富士吉田へ向けて流れます。

少し引いてみると夕暮れ間近の富士山が眼前に。

太陽も素晴らしいコントラストを醸し出して、マジックアワーの準備中。

雲の隙間からちょいと姿を出す山頂。

綺麗なマジックアワーになりそうな予感。

一段と薄暗くなり、富士山の小屋にも灯りがともる。。この時期、富士山お馴染みの景色です。

そして、夜景に浮かび上がる富士山頭上の星空。
実はこの星景を狙ってやってきてたんです。

微速度撮影を施して一時間。
今回はまだ編集してないのでまたの機会にアップしようかと思います。

山中湖畔まで戻ってきた時、眼前にそびえる富士山にあわててカメラを設置。
湖畔のお店が多少光源きつかったけど、『さぁ、これから二ヵ月間頑張るぞ』と
どんな素晴らしい景色を見せてくれるか、どんな素晴らしい出会いを与えてくれるか
そんな事をお願いしながら富士山に向かってシャッターを押し捲ってました。

次の日の7/6は浅間大社へお参り。
7/8はとある番組のロケに歩荷でちょびっと帯同した記事にしようかな。
もうOA済んでるしOKと思う。。。


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2011/09/18

奈良県南部・台風12号の被害について

約一月半更新が途絶えてましたが、今年の富士山ガイドも無事に終えようやく更新できます。
では、早速今年の富士山の振り返りを綴っていきましょうか。。。

その前に、9月の初旬に紀伊半島に記録的な雨を降らせた台風12号。
自分の山の原点である奈良県南部の山々が傷つき、何人もの方が被災されました。
激甚災害に指定されるほどのダメージが残る山を見て心が痛みます。
個人的にも仕事柄(本職もガイドも)この山域に入る事が多く、崩落現場の最前線等にも行く事があります。

今真意に感じているのは、「今までみたいに登れる状態になるには後何年掛かるのか…」ということです。
実際奈良県南部の山間部で土砂崩れというのはさほど珍しくはありません。
山の合間、谷の合間を縫うようにして作られた道路は、いつ土砂崩れや落石が起きるかわかりません。

ですが、今回はその規模の何倍もの災害になってしまいました。
下の4枚は当日の写真です。






この場所を知っている者からすると、このような崩落、川の水位水量はありえません…。
規模が違うんです。

台風が過ぎて雨も上がり、晴れているから大丈夫と言って登る方も見聞きしていますが、
あまり大きい声で登れるとは言ってほしくはありません。
この山域のガイドをしている者としてもリスクがあり過ぎて取り付けない状態です。
弥山小屋も予約のキャンセルが相次いでいるそうで、営業期間を前倒して閉めるとか…。
ブログにも度々コメントしてくださる本宮熊野古道の民宿・中華料理店<黎明>のご主人宅も
どうなっているか掴めていません(マスター!安否が知りたいのでコメント下さい!)
こんな僕が撮る写真を喜んで下さって、店にも飾ってくれるという僕のよき理解者です。
店のサイトにもデカいサイズで紹介してくれて…僕は今は何もできないのが悔しい。


これからの季節は紅葉が綺麗に山肌を染め上げます。
天川村ではもみじ祭りが毎年催されていますが、今年はどうなるのかな…。
普段の姿はこういう自然を見せてくれていました。










下から4枚目、狼平の避難小屋横は今回氾濫した川の源流です。
今どんな状態になっているかは想像するに足りません。
恐らく所用で山に入る事になるので、追って状況報告などできればいいなと思います。

本当なら今週末から連休が始まり、富士山でツアーガイドをさせて頂いたお客さん達と
この弥山に登り写真と同じ風景を、自然を感じてもらう予定をしていました。
ですが、…目途が立てれない状態です。


次から富士山レポ開始します。
ただ、数が多い多い…



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2011/08/03

2011 今年の初ガイド

長らく更新できずだったんですが、富士山も開山してはや一月(もう半分過ぎてしまったけど…)
今年も沢山の方が富士山に登っています。
7月初旬は怖いくらいの快晴の連続で毎朝綺麗な御来光が拝めました。
7月中旬の台風が過ぎた後は極寒の富士山に変わりました。

駆け足で過ぎ去った7月、ようやくのガイドレポです。

まず最初は愛知県の中学校のガイドからスタート
毎年この時期に富士山に登る素晴らしい学校です。

この日は前日入りすることができず、奈良を22時に出発。
スバルライン五合目より朝4時に出発スケジュールだった為焦る。
どうにかこうにか3時半に五合目に到着し、一息ついたら周りが薄っすら明るく…。

大急ぎで準備し、五合園レストハウス前へ!
さすがに200人規模の生徒さんにはガイドもそれなりの人数が着かなければならない。
懐かしい顔、今年初めて見る顔、新鮮な気持ちになりました。

生憎、天候は荒天気味。

風が強いのでどこまで登れるかが心配でした。
動画は東洋館と太子館の間の“三日月”通過中。


徐々に強くなる風、急に吹く突風。
生徒に細心の注意を払い太子館まで登る。

結局、八合目から上は強風で危険という判断で下山。


大人でも体が浮くくらいの突風ではダメだこりゃ。


動画の『パラパラ!』という音は砂礫がすごい勢いで飛んできた音です。
顔に当たりまくりで痛い痛い。
最後は仕事してる声も入っていますね(笑)

風ビュンビュンの下山道


六合目安全指導センターまで帰ってきて、上を見上げると…
こりゃ行かなくて正解だった!


と、こんな感じで2011年富士登山ガイドスタートしました。
まっだまだあるけど、シーズン中に更新できるかな…


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2011/07/02

富士山特別企画発表!

重大発表でもないけど、そこそこの発表です。

突然ですが、今年の富士山でポストカードの販売させて頂く事になりました。
静岡・富士宮口は九合五勺の胸突山荘さんとコラボしてポストカードを置いてもらいます。
数パターンを考えていますが、7月15日の小屋オープンぎりぎりまでは考えます(笑)

値段の設定(\300~400あたり)もまだ考え中ですが、山頂郵便局はすぐ上がった所にあるので、
そのままポストに投函できるように考えています。
(その場合は消印も富士山頂郵便局になります)

山頂が混雑している時は郵便局も比例し混雑するので、はがきや切手を買うのにも一苦労です。
そのまま山頂ポストに投函できれば、剣ヶ峰まで行く時間も捻出できるかと思います。

それと、毎回登る時には数枚の特別版ポストカードも用意して登るので、
僕を見つけた方にはプレゼントできればと考えています。

(;´∀`)…ウォ、ウォーリーか…

詳細はまた後日に

いざ、富士山へ

7月1日、無事に今年も富士登山シーズンの幕開けです。

山頂付近少し、ほんの少し残雪はあると思いますが、今年は下山道も無事開通しているそうです。

さて、僕は7/4 中学生の富士登山を皮切りにガイドスタートです。
それからは連チャンで登るので数日は高地トレーニングです(笑)

今年は関西からのツアーが静岡・富士宮ルートを増発しており、盛況だそうで。
先日旅行会社さんへ挨拶に伺ったところ、予約がビッシリと埋まっているらしく笑顔でした(笑)
富士宮ルートの九合五勺泊まりツアー(お鉢めぐり)ではお会いできるかと思います。

頑張るぞ!と思う気持ちと、一期一会、素晴らしい出会いをくれる山です。
『富士山は登る山ではない。見上げる山だ』という言葉をよく耳にしますが、
僕からするとその言葉は真に受けて欲しくはないのです。

見上げることはいつまでもできるけど、登れる時は思い立った時だけです。
何かを変えてくれる、何かが変わる山です。
(現に僕の人生も急旋回で動き出した…)

そんなこんなで昨年に続き、大台ヶ原からの富士山遠望。
6/29に撮影できた【日本最遠のダイヤモンド富士】です。(拡大してみて下さい)

まさかまさかのタイミングでした。
自分でも撮ってしまったことに興奮気味で…。
『あれは誰か運の運のええ人が撮れるもんなんや』とずっと思ってました。

直線距離にして約270km、昨年は望遠を忘れて55mmでの撮影でしたが、
今年はバッチリ250mmの遠望で成功しました。
剣ヶ峰もクッキリわかります。

毎回山頂で思うのですが、富士山から大台や八経ヶ岳撮れたら最高なんです…。

奈良からは7/3の夕方に山梨へ向けて出発します。
準備は当然ですが、刈谷のハイウェイオアシスにて営業時間内にえびせんべい買えるかにハラハラしてますw

暫くはブログの記事更新も滞ると思いますが、色んな形で『from Mt.Fuji』をお伝えできればと思います。



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2011/06/23

山中湖畔へ来てみました(5/24)

これまた5/24-25に掛けて、山中湖へ通い詰めておりました。
下の写真、赤線区間は前回、前々回の記事で六合目まで下見登山した区間です。

当初は富士山の西側へ行き、夕焼けに染まる富士山を撮ろうと計画。
本栖湖辺りまで行って撮ろうかな~と思っていたけど、ここで優柔不断君登場。

Ψ(`∀´)Ψ『山 中 湖 も え え ん ち ゃ い ま す の ?』

・・・お。おぅ!行ったろうやないかぃ!

という経緯があり山中湖に決定したわけです。
思い立ったのはスバルラインに向けて登り始めた頃。

まずは北麓を抜けて中ノ茶屋から滝沢林道を登りました。
林道を遡ってると何やら物騒な表示が…(笑)

馬返しまでは行こうと思ってたのですが、時計を見ると日の入りが迫ってる…。
結局馬返しまでは行けず途中から富士山を見上げました。



中腹からスタコラサッサと下り、なんとか日の入りまでに山中湖へ到着。
湖畔東側の三国山に中腹にあるパノラマ台へ。
http://yamanakako.info/leisure_hiking.php?mode=mikuni

完全な日の入りまでは30分以上あるので何枚か撮影。
焼けることを期待してこっち側へ来ただけに、雲の流れが気になって気になって…。
でも、眼下に広がる新緑の向こうには富士山。
これぞ正真正銘日本の原風景って感じします。

左から河口湖へ向けて下がる富士山の裾野の広がりがよくわかります。

程よく太陽も沈みかけてきたのでいよいよ焼き待ちタイムです。

もうすぐ…もうすぐ…

Σ(*゚Д`;)ア…ア…アッハァァァァァァァァ?!!
こ、これは期待大!

湖面も焼けてコントラストが堪りません

焼け終わった後はしっとりと絵の具で塗りつぶしたような曇天へ
至福…こっち来てよかった…(西側斜面も綺麗に焼けて紅富士だったそうです)

全て見終えたのは19時過ぎ。
この後K氏と夕食の為、河口湖へとんぼ返り。

でもまた車を停めてパシャ。
しかしまぁ、なんと雄大な景色なんだろなぁー!と気が付けば三脚持ってカメラ構えてました。

ちょっと中心ずれたけど、こんなの面白いかなと思って撮った一枚。

以上、5/24分の山中湖からの夕焼けでした。
<一番焼けたピークの時間帯>


(;´∀`)えぇ、もちろん次の日も行きましたけども(笑)



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