7月21~22日にかけて弥山双門ルートの“秘境”へ行ってきました。
いつもは行者還トンネル西口から楽チン登山の弥山。
いつもは行者還トンネル西口から楽チン登山の弥山。
そればっかりでは弥山を半分も堪能できてないので、今回は熊渡から双門ルートを遡行し弥山へ。
日本の滝百選の中で到達難易度が最高といわれる双門の滝があります。
過去に滑落・転落なので死亡事故も起きていて、“超” 危険ルートという側面がある
自治体レベルで通行禁止としているあまりお勧めできないコースです。
『何が起こっても自己責任』
『何が起こっても自己責任』
前もって言っておくけど、まーた三部作になる(笑)
とりあえず第一部は熊渡⇒一ノ滝あたりまで綴ってみます。
写真で追っていくのでかなり枚数多いです。
空が白んできた朝4時半過ぎ頃に天川村へ向かう。
途中コンビニやら黒滝の道の駅で休憩しながら上がったので熊渡に到着は6時半。
すでに車が2台停まっており4人組のパーティが支度中だった。
カレーパンを頬張ってるところ、カメラがこっちを向いてたので今回初導入の無線リモコンレリーズで。
4人組みのパーティーが先行した後で時計は7時ジャスト。 よし行こう。
橋の上から朝焼けの川迫川。空気が凛としてる。
登山届けを出して、大まかにルート確認。
ここから50分くらいかけて白川八丁への分岐まで向かう。
まぁこのコース案内図が“漫画”なんだけど非常によく出来ている。
下山してきてから見直すと凄い詳細なのがわかります(笑)
↓↓↓拡大するとちょっとサイズ大きめで時間かかりますが、是非!
何せ今日のザックは15kg弱はあるので、のんびりのんびーりと林道を歩く。
カメラの機材(レンズ・三脚)が無ければ登る意味が無い。
疲労のリスクを最小限に。
V字の向こうに見えるのが白川八丁方面。
トサカ尾山が朝陽を遮ってくれているので本当にひんやり気持ちがいい。
ここって岩盤崩落してなかったっけ??
木材伐採の土場から左の小道へと下りると白川八丁へ到着。
この沢は下に伏流水が流れているのでガレしかない。 ※伏流水とは
近畿にこんな秘境があるんです。
野鳥の鳴き声しか聞こえない静まり返った世界。
振り返ると朝陽が森に射し込んでいた。
こういう時の空気感はどうやっても文字では伝えられない。行ってください(笑)
映り込み綺麗です。
おたまじゃくし。
30分ほど遡上すると釜滝(ガマ滝)へ到着。
右側へ廻り込めば釜がある。
ガレを越えようとしたところ干からびた蛇の屍骸があり程々にパニック。
←が示すとおり左へ取り付き、ようやく本格的な双門コースが始まる。
釜滝はエメラルドグリーン。
水量はわずか・・・超少ない。
ここから右岸に取りつき、沢を巻いていく。
関電の取水堰(弥山ダム)を横目に進む。
ここら辺はこれがデフォルト。
(;´∀`)・・・ハハハ
(;´∀`)・・・ハハハハハ うんうん。
釜滝から歩くこと40分、沢沿いを巻いてきた為汗ダラダラ。
幾つかの崩落面を高巻するのでこの荷物では少々堪える。
渡渉ポイント手前で少し休憩。
冷たい水でジャバジャバすると汗も一気に引いた。
見上げたら西剣城。
熊渡から2時間少々、全然進んでない(笑)
10時過ぎに左岸へ渡渉。
写真右側にある標柱を目印に。
飛び越えて行こうと思ったが、飛び移った岩が滑ったら一大事。
カメラがここでお釈迦になったら何しにココへ来たかわからなくなって自ら遭難したに違いないw
えぇ、10分程休憩がてら悩みに悩んだ挙句、裸足になって渡りました。
普段はあそことあそこで飛べるのに、背中が重すぎた…。
普段はあそことあそこで飛べるのに、背中が重すぎた…。
左岸に渡ると沢が急斜になり幅も狭い。
ここでプチルートロスしまう。
本来はトラバースするルートなのだが、トレース跡&赤テ黄テが何箇所もあるので注意。
ガレ、ゴーロ地帯に差し掛かり巨岩の沢でひたすらルート探し。
毎回違うルートファインディングできるので、これが面白い。
この中からテープを見つけるのはくたびれる・・・。
でも景色が綺麗から焦らずにすむ。
ルートロストしてしまい、終いにはこれを数十メートル登ってしまった。
黄テープあったから!!ヽ(`Д´)ノ 誰!洒落にならん!
トレースまで戻りルートを考える。
渡渉して右岸に渡ることも考えられない。
あぁあぁここだった…と。
あぁあぁここだった…と。
登りきったところの橋を渡ると今度は急登の小尾根へ取りつく。
ここからはちょっとしたミスが滑落などに直結するので、写真撮ってる余裕がありません。
鎖・梯子・木の根など使えるものは全て使った上で、三点支持は必須。
そうしてうんざりし始めた頃に滝の音が聞こえてきた。
一ノ滝へ到着。
上は二ノ滝。
肩に食い込むザックを下ろして小休憩。
テラスから『今日はすごいなぁこれは・・・』とシャッターを切り捲くった。
ここまでの所要時間4時間(笑)
まぁ、ソロだしこの荷物だから仕方ないと自分に言い聞かせる。
途中ロストもあったし、しゃーないしゃーない(;・∀・)
そして吊橋を渡って、いよいよ双門の滝をめざして登るは垂直の壁。
数十個の梯子と鎖場・・・。
双門コースのコアになる部分です。
続きは次回(笑)
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