世界遺産の山を歩く 山楽部

2010/07/16

この度、富士山に呼ばれまして。【その2】



…22時21分 尿意で目が覚める(`・ω・´)シャキーン
(言わんでええっちゅうねん)


前日から睡眠をとっていないため、眠い!
目が腫れてる!

暗闇の中梯子を降りると小屋の人が一人仮眠に入りかけていて気を遣う。
これで曇ってたらガッカリ度が半端無いだろうなと、江戸屋の外へ。
寒い…。寒いよ…。
気温6℃。

その眼前に広がった景色はコレ。

星雲の中に迷い込んで星の誕生を見ているみたいな気分。
宇宙って上にも下にもあるわけだ。
にしても、東京・神奈川方面の光害は凄い。
闇度で比べれば奈良県南部の方が圧倒的に闇。

トモエ館前まで歩いて行き、山梨方面の夜景も。

下界の富士吉田市
街の幹線が一目瞭然。

空を見上げると多少の層雲は掛かっているけど、所々晴れ間はある。
星景写真撮れちゃうじゃないのよコレ。




なんて前回記事で引っ張った南天はコチラ

撮影環境が秒単位で変わってしまうので、いつも以上に勘を研ぎ澄ませる。
天の川がくっきりと入るフレーミング、下ってくるガス、開放時間、どれも的確な判断しないと撮れません。
そりゃショーツにサポタイだと寒すぎて集中できる訳がないので、コソコソと寝床へ着替えを取りに帰ろう。

小屋内へ戻ると、突然便所から人が出てきてお互いマジビビリしてしまう(笑)
その彼が後に話すことになる濱君でした(彼らは初めての登山で須走りからのフリープラン組)
『アッ Σ(´д`;*)』みたいな・・・w
フリーの彼らは一時前に起きて山頂アタックの準備をし始めた。

寝床へ戻ったのはいいけども、暗すぎてズボンが探せない。
えぇーい!もう決めた。
今回は人間の三大欲求のひとつ睡眠欲を断絶してやる!

開き直って静かにザックやら小道具をまとめて玄関口へ。
防寒装備に着替え気持ち新たに外へ出る。
この15分で南天が極度の視界劣化。
その後半時間程寒さに堪えながら晴れ間を見つけ撮ったけど、星景はもうこれ限界w

山頂からの吹き颪が半端無く寒いので、小屋前の風防ゾーンへ。
2時半の山頂アタックまで残すところ40分少々なので、このまま夜景を取り捲りました。
実は夕食後に強力さんと話をしてる時、本当は今回須走りからソロで行きたかったんですと言うと、
『山頂アタックはソロで行きたかったら行ってくれてもいいよ』と気遣ってくれましたが、ここは団体行動。
縁あってこのパーティーで登頂するのだから最初から最後まではみんな一緒に。

そんなこんなで、2時まで時間潰しをした成果です ⊂( ⊂(´_ゝ`)
『( ; ゚Д゚) こ、これ散光星雲M16じゃねーかよっ!』
…なーんて、終始幸せな妄想真っ盛りでした。


山に限らず、“こういうところに居た”って体験は人生において必ずプラスアルファになる。
自分が生まれ育ったこの“世界”を客観的に見る事ができる。
この眼下にいる人間の殆どが寝ていると思うだけで、非日常な特異体験ができる。
いつもは自分がその寝ている側の人間なのだから。
今回は良い事書こうと思ってるので、クライマックスまで取っておこう(ポロリしかけた)



時計を見ると2時前だ。
そろそろアタックの準備をしよう。


(;´∀`)・・・結局どの山に登っても三部作になってしまう・・・。


つづく



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