世界遺産の山を歩く 山楽部

2010/07/13

この度、富士山に呼ばれまして。【その1】

7月4、5、6と2泊3日で富士山へ行ってきました。
発端は先月撮影できた大台ケ原からの富士山。
詳しくはコチラの記事

※自分撮りは少なく凄く嬉しいので載せてみたw
(M元さんに撮ってもらってた 超嬉しい)


柴田恭平っぽく『来いよ』なんて言われるとフラフラと向かってしまう。
当初はソロで登れるツアーに申し込む予定が、行くか行くまいか悩んでる間に埋まってしまった。
7月の第一陣は大抵どこのツアーも最安値で行けるので今回はガイド付お鉢無しでトライ・・・。


難波からバスに乗ってこのまま出発か?と思いきや新大阪で“最安値バス”に乗り換え。


新大阪まで乗ったらくらく3列シートはこの上なく睡眠を確保してくれそうなバスでした。

向かう道中に寝る予定だったのに、一向に眠れない。
ぐっすり寝ている隣の人(おっちゃん)が動くだけで気になって眠れない。
通路を挟んで隣の人もそんな感じで、結局寝付いておられませんでした。


さぁ、端折ってバスは5合目へ(笑)
本当は須走から登る予定だったが、泣く泣く河口湖口から登ることに。
スバルラインから5合目までは、予報通り曇り空。
途中、須走口へバスが立ち寄った時は小雨程度に降っていた。
到着後、ガスは吹き上げてくるが雨雲の気配は無し。


ツアーなので朝食(兼昼食)を摂り準備運動開始。
数日前から持病の坐骨神経痛のおかげで左腰が凄く重たかった。
この場合はザックを背負うとたちまち腰痛が本格化するので、いつもより入念にストレッチ。


登る準備もできた頃にツアー客全員が集合して強力さんとミーティング。
大体は山岳部上がりっぽい人や、ベテラン登山家なニオイのする人達なのに、
ジムのスタジオでエアロビを教えてそうな女性の方が強力さんで驚き!
全員でストレッチを入念にし、11時頃出発。


富士山に初めて登るが9割なので登るスピードは超が付くくらいスローペース。
『こりゃラクチン!』のんびり後ろから歩いて行こう( -∀- )
泉が滝から登りはじめて間もなく、強力さんが富士山の植生について教えてくれる。
そこで、正しいザックの背負い方や装備等を全体に再確認された時になんと!『模範囚』になってしまった(笑)
『この方は全身お手本なのでこの人を真似して下さい』的な
(;´∀`)・・・うわぁ・・・ま、迷い込んだ~!


確かにショルダーベルトとウエストベルトがゆるゆるな人が多い。
が!その人達のこれから頂上までの疲れ具合を考えると指導してあげたいが、
団体行動での個性は禁物。でしゃばらずにあえて“経験”して頂こう・・・。ごめん。


小一時間(40分くらい)掛けて6合目の吉田口との合流。


見上げると青空も出ている。
このまま好転してくれれば言うこと無いのに。


吉田大沢も所々ガスが下りてくる。








7合目まで登ってきても思いの他疲れてない。
睡眠不足のカラダなのにハイになってしまってるのか、すっこぶる調子が良い。
後が怖いな・・・。


こんな感じでゾロゾロ登るのです。
7合目を過ぎると砂礫ゾーンから一転して鎖場です。
砂礫の登山道より鎖場・岩場の方が得意分野だったりします。
まず砂礫の登山道なんか滅多に登ること無い(笑)


いつの間にか強力さんからサポートに任命されており、
初心者の方達のケアをしながら鎖場登り。


それにしても壮大な空だ。
やはり日本一の山。
どこを切り取ってもダイナミズムで溢れかえってる。
一番後ろを歩ける事に甘えてシャッター押し捲りました(笑)


やはり有名な山には山ガールっているんですね・・・。
奥駆で山ガールなんてほっとんどお目に掛かれないので、メディアの作った幻想かと思ってました。


じわじわ高度を上げて行き8合目まで来ると気温も下がり始めた。
8合目まで来るとさすがに高山病の初期症状が出てる人もいる。
自分も睡眠不足で高山病の心配をしていたが好調すぎて逆に怖い。
ここでも気温の変化に対応していない人が多い。
お手本になるようにと大休憩時にアウターを羽織る。


ここから先は雲を突き抜け、一面 雲!雲!雲!の世界。
・・・たまりません。
頂上まで行かんでもいいので雲に巻かれてたいです。
↓左下に休憩しているグループがいますが、見下ろしてるのか見上げてるのかわかりませんね。
非日常の連続なので、この後益々ハイになります。


数枚自己満足が続きますよ。⊂( ⊂(´_ゝ`)












数多くの雲景を撮影しましたが、コレは満足の極みの一枚です。
RAWで撮っててヨカッタ・・・。


白雲荘あたりまで来ると、大声で意味の無いこと叫び捲くりたい衝動に駆られます。
高山病の顕著な方数名はここで山行を中止されました。
登る最中にお話しながらきた方もここで中止されることに。
残念な気持ちになりましたが、『いい写真撮ってきてや』の一言を頂き
余計に一緒に登頂したい気持ちに・・・。


そんな方達への“登頂記念”として撮ってみました。



ここから本8合目までは隊列から少し離れて雲に浸りモード。
何枚撮ったら気が済むの?と言われんばかりに立ち止まっては撮り、立ち止まっては撮り。







気がつくと最後尾から結構離されてたのでダッシュで追いつく。


本8合目のトモエ館が見えたのでテンションが上がる。


『あ~!やっと来た~!』と裾野を見ると・・・


思いがけず富士山の山影に出くわした。
これは初めて見たので、テンションがもう一段シフトアップ。



江戸屋に到着は17時40分。
本体は10分ほど速く到着してたに違いない。
この天気だと星景写真もそこそこイケそうな空模様じゃない??


淡い期待を持ちながらカレーライスを平らげた後は寝床でゴロゴロ。
iPhoneアプリのStar Walkで天の川の位置を確認してるうちについに眠気が!
20時頃から22時半過ぎまで2時間弱睡眠取れました。


え?
それからどうしたのって?
もち、星景ですよあーた。
こんなチャンスに易々と寝てられません。
所々山頂からガスが下りてきてますが、コンディションは良さそう。


日本で一番高いところから眺める天の川は一体!?
続きは次回!(書くこと多すぎる!汗)



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