世界遺産の山を歩く 山楽部

2011/05/14

新緑の青木ヶ原

約7ヶ月ぶりに山梨へ行ってきました。
埼玉県の中学校の校外学習で、足和田山の三湖台から紅葉台へ。

当日は西から雨が近づいてきている天気予報。
当初の予定から変更しショートコースハイク。
眼前に広がる新緑の青木ヶ原と、雪解け中の富士山を望みながら。


最近の山行でようやく習慣付いてきたヤマレコ


距離にするとそんなに長いトレイルではありませんが、
足元に広がる西湖の湖面と青木ヶ原樹海。
南には朝霧高原から毛無山。
東には富士山。




この時期ならではの自然が詰まりに詰まった景色です。
夏の滞在中には星景写真の撮影に毎日通いたい位のパノラマ。
国道方面からは紅葉台まで車で登れるし、自分の足でも小一時間。

三湖台へ到着後約一時間の昼食休憩。
大室山も綺麗に見えてます。

あと2ヶ月もすれば沢山の人で賑わう雪解け中の富士山。

あやうく応募しかけたULTRA-TRAIL Mt.FUJIのコースになっている主稜線

改めて見て『応募しなくて正解』だったと思いしらされましたw

そうこう写真を撮ってると休憩も終わり紅葉台の木曽馬牧場へ下山。

天気予報からアメダスを確認すると、なんと南アルプスで大雨が遮られて止まっている!
その西側には九州まで伸びる前線に添った大雨。
生徒達を半ば脅かしながら下山w

そして到着するとほぼ同時に大粒の雨がポツリポツリと。
全国的に雨の予報だったこの日、絶妙なタイミングで晴れ間の下に入ることができ、
生徒達の日頃の行いが良かったんでしょう。
これから山中湖畔でキャンプファイヤーの予定だったそうですが、『それは無理で~!』と
夢を奪うような一言をお土産にプレゼントしておきました(最低なオトナ)


さて富士山の状況を少しレポ。
山梨側からですが、吉田口の五合目は御覧の通りです。
6合目までは若干の雪ですが、7合目辺りはまだもう少しといった感じ。
※写真右下に雲上閣と五合園

今回の震災で河口湖の観光客も閑散としている状態だそうです。
この時期溢れかえる修学旅行の学生達も同じく。


風評被害もあり今年の登山客は『半分になるか、倍になるか』だそうです。
個人的には沢山の人に富士山に登ってもらい、
『自分の今住んでいる国を、一番高いところから見下ろしてもらいたい』
こんなタイミングだからこそ…客観的に自分の住んでいる国を一度見てもらえたらなと思います。


僕も中学生の修学旅行は朝霧高原でバターを作り、五合目までバスで登り、
河口湖畔で宿泊した大変思い出深い土地です。
当時は雨で富士山は一切見ることができませんでしたが、20年後にその山でガイドをしているなんてその時の自分は想像だにしていなかったでしょう。


富士山は決して眺める山ではありません。
頂上から自分の国を眺める山です。
『登ってみたい』と思われたら是非!


↓ランキングサイトに参加しています
お手数ですがクリックして頂ければありがたいです

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントいただけると嬉しいです^^;