タイトルが某掲示板のスレタイっぽくなってしまってます(笑)
10時間掛けて辿り着いた狼平小屋で、足を揉み解しながら『今晩何作ろうっかな』と、
のんびりしているはずでしたが・・・。
人の気配がするはずの無い外から『パパン!』。
5分おきくらいに『パパン!』
今から思えば気温が下がってきて小屋の丸太が縮む音なんだろうけど、ビビッちゃってんのよね。
そしてすぐさま腕時計の日没時間を確認し、なんと!弥山小屋向けて歩き出しちゃいましたよこの人!(笑)
7月21日の日没は多分18時58分(SUUNTO・COREの設定は東京・広島の間の大阪がない)
17時半まで悩みに悩んで弥山小屋まで行く決断。
ここから弥山山頂までは1時間程、この疲れきった足で登れるかな・・・。
水分等減らせるものは減らしてザックを軽くし、ダブルストック装着登る気マンマン。
17時31分出発。
実は今回の山行の目的は、近畿の一番高い所からの星景写真なんです。
狼平から撮影しようと思ってたけど、21日は地平線近くまで月と供に天の川が沈んで行ってしまい、
狼平からは地平線が見えなかったというのもあって一念発起、弥山小屋へ向かいました。
へドランも持ってきてるけど何より陽のあるうちに到着したい~。
大黒岩を過ぎた頃、振り返ると太陽の高度はまだ大丈夫。
大阪湾が照らされてますね。果ては六甲山脈まで。
大阪湾が照らされてますね。果ては六甲山脈まで。
途中何回か膝に手をつき『後ちょっとやガンバレぇー・・・』と鼓舞。
ようやく命からがら18時36分弥山小屋に到着。
呼び鈴を押すと小屋守の西岡さんが出てきてくださる。
『今日素泊まり空いてますか?』と倒れこむ(笑)
下駄箱を見ると登山靴が5足しかない。
一般のお客さんは相部屋の2名しかいない為、超リラックス泊の予感。
宿泊者名簿に記帳していると、『あぁ高田の○本さんか。こないだも来てくれてはったなぁ』と
覚えててくださったことにプチ感激。
今年は年賀状も頂いてたから覚えてくれてたのかな?
ようやく命からがら18時36分弥山小屋に到着。
呼び鈴を押すと小屋守の西岡さんが出てきてくださる。
『今日素泊まり空いてますか?』と倒れこむ(笑)
下駄箱を見ると登山靴が5足しかない。
一般のお客さんは相部屋の2名しかいない為、超リラックス泊の予感。
宿泊者名簿に記帳していると、『あぁ高田の○本さんか。こないだも来てくれてはったなぁ』と
覚えててくださったことにプチ感激。
今年は年賀状も頂いてたから覚えてくれてたのかな?
何枚か試し撮りしてみたけど明るすぎ(笑)
でもあの月の裏に天の川があるから沈むまではどうしても待たないと…。
北天でさえこの明るさ。
21時も過ぎて小屋も消灯。
実は前日からまたもや睡眠時間ゼロで登ってきたので、少しは寝ておかないとダメなので床に着く。
ところが寝ついて3時間ほど経って、小さい方を催し起きてしまう。
時計を見れば0時40分過ぎ。
月が沈む時間は1時18分頃。
Star Walkerで月と銀河の位置を調べるともうすぐなのでこのまま起きてみた。
外に出ると地平線へ月が沈もうとしていた。
天の川もうーっすら見え始めてきた。
天頂はしっとりと闇に包まれてアンドロメダ銀河もちゃんと拾えた。
更には天の川を挟んだ織姫と彦星。
何枚か北天を撮っていると、月が海の向こうに沈んでいた。
薄雲がオーロラにも見える幻想的な景色が見れたので、無理してでもここまで来てよかったと(笑)
時計を見ると3時前。
すこし冷えたので小屋へお茶を沸かしに戻る。
小屋前でも十分星空を満喫。
今日の火器はtrangiaのアルコールバーナーをチョイスした。
ゆっくり音も静かに火をくゆらせながら星空見上げてのんびり待つ。
この流れる時間は生涯において色濃い記憶になるんだろうな・・・。
小一時間ほどお茶を嗜んだ後、外に出て見ると・・・。
今回、見てはいけないものを見てしまうであろう空が広がっていた。
三十数年生きてきて、このタイミングで見てしまってはいけない空が飛び込んだ。
山上ヶ岳と稲村ヶ岳にはびこる雲海。
大普賢の向こう、台高山脈にも雲海が掛かる。
遠くは東側の大台ケ原にもしっとりとした雲海が掛かる。
なんて贅沢な朝を迎えてしまったんだろうと、嬉しさ半分勿体無さ半分。
しばらくシャッターを押すことに夢中になっていた。
次第に東の空は白みを強めてもうすぐ太陽が昇る。
太陽が昇るとたちまち雲海は荒波に変わる。
こんな真紅の朝陽なんか見た事なかった。
32年生きてきて初めて見る太陽の紅さに心臓がドキドキする。
太陽の光が射し込めば海は燃え始める。
1AU先からこの網膜まで届いた太陽の光。
全部に感動。
瞬く間に弁天の森には山稜ができあがった。
神様、こんなに大盤振る舞いでいいんですか?
『もうこれだけ見せてやったから死んでもいいよ』と言われてるような気がした(笑)
この日テン場には誰もテン泊していなかった。
勿体無い・・・。
八経ヶ岳にも朝陽が射し込む。
弥山の山影がのびる先、こちらも雲の海。
言葉が出ません。
奈良盆地も見下ろしたくなり、頂上の天川弁才天の裏へまわる。
すると、奈良盆地は全て雲海に包まれている。
てことは、眼下の盆地からはこの山域が見えていない。
奈良県民で一人だけこの景色を満喫中なのであるヽ(´ー`)ノ
これでもかってなくらいに“海”を満喫。
奈良県には海が無いが、空に広がる海はある。
脳みそのしわの隅々までこの景色を記憶したと思っている。
小屋へ戻り朝食を作る。
またもやスープカリー三昧でございます。
この即席ラーメンはなんばのヤマダ電機で買ったんだけどすんごくうまい!
リピってしまうかもしれない。
麺を食べた後はご飯を入れて下さいと書いてあり、試すとまたまたまいうー!
前日からカレーばっか食ってるけどw
食べ終わって小屋周りを散策。
奥駆の案内板があったので今回の道程をピンクでなぞってみました。
感慨深いなぁ・・・。
(;´∀`)・・・結局今回は四部作になりそう。
最終章は弥山から頂仙岳を通りカナビキ尾根を下るところまでレポってみたいと思います。
双門ルートは基本的には下り禁止なのです。
またまたつづく(笑)
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でもあの月の裏に天の川があるから沈むまではどうしても待たないと…。
北天でさえこの明るさ。
21時も過ぎて小屋も消灯。
実は前日からまたもや睡眠時間ゼロで登ってきたので、少しは寝ておかないとダメなので床に着く。
ところが寝ついて3時間ほど経って、小さい方を催し起きてしまう。
時計を見れば0時40分過ぎ。
月が沈む時間は1時18分頃。
Star Walkerで月と銀河の位置を調べるともうすぐなのでこのまま起きてみた。
外に出ると地平線へ月が沈もうとしていた。
天の川もうーっすら見え始めてきた。
天頂はしっとりと闇に包まれてアンドロメダ銀河もちゃんと拾えた。
更には天の川を挟んだ織姫と彦星。
何枚か北天を撮っていると、月が海の向こうに沈んでいた。
薄雲がオーロラにも見える幻想的な景色が見れたので、無理してでもここまで来てよかったと(笑)
時計を見ると3時前。
すこし冷えたので小屋へお茶を沸かしに戻る。
小屋前でも十分星空を満喫。
今日の火器はtrangiaのアルコールバーナーをチョイスした。
ゆっくり音も静かに火をくゆらせながら星空見上げてのんびり待つ。
この流れる時間は生涯において色濃い記憶になるんだろうな・・・。
小一時間ほどお茶を嗜んだ後、外に出て見ると・・・。
今回、見てはいけないものを見てしまうであろう空が広がっていた。
三十数年生きてきて、このタイミングで見てしまってはいけない空が飛び込んだ。
山上ヶ岳と稲村ヶ岳にはびこる雲海。
大普賢の向こう、台高山脈にも雲海が掛かる。
遠くは東側の大台ケ原にもしっとりとした雲海が掛かる。
なんて贅沢な朝を迎えてしまったんだろうと、嬉しさ半分勿体無さ半分。
しばらくシャッターを押すことに夢中になっていた。
次第に東の空は白みを強めてもうすぐ太陽が昇る。
太陽が昇るとたちまち雲海は荒波に変わる。
こんな真紅の朝陽なんか見た事なかった。
32年生きてきて初めて見る太陽の紅さに心臓がドキドキする。
太陽の光が射し込めば海は燃え始める。
1AU先からこの網膜まで届いた太陽の光。
全部に感動。
瞬く間に弁天の森には山稜ができあがった。
神様、こんなに大盤振る舞いでいいんですか?
『もうこれだけ見せてやったから死んでもいいよ』と言われてるような気がした(笑)
この日テン場には誰もテン泊していなかった。
勿体無い・・・。
八経ヶ岳にも朝陽が射し込む。
弥山の山影がのびる先、こちらも雲の海。
言葉が出ません。
奈良盆地も見下ろしたくなり、頂上の天川弁才天の裏へまわる。
すると、奈良盆地は全て雲海に包まれている。
てことは、眼下の盆地からはこの山域が見えていない。
奈良県民で一人だけこの景色を満喫中なのであるヽ(´ー`)ノ
これでもかってなくらいに“海”を満喫。
奈良県には海が無いが、空に広がる海はある。
脳みそのしわの隅々までこの景色を記憶したと思っている。
小屋へ戻り朝食を作る。
またもやスープカリー三昧でございます。
この即席ラーメンはなんばのヤマダ電機で買ったんだけどすんごくうまい!
リピってしまうかもしれない。
麺を食べた後はご飯を入れて下さいと書いてあり、試すとまたまたまいうー!
前日からカレーばっか食ってるけどw
食べ終わって小屋周りを散策。
奥駆の案内板があったので今回の道程をピンクでなぞってみました。
感慨深いなぁ・・・。
(;´∀`)・・・結局今回は四部作になりそう。
最終章は弥山から頂仙岳を通りカナビキ尾根を下るところまでレポってみたいと思います。
双門ルートは基本的には下り禁止なのです。
またまたつづく(笑)
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