2012/03/15

富士山大噴火! 不気味な5つの兆候

物々しいタイトルになってしまいましたが、
昨年の夏に買ってから少しずつ読みちぎって来た本をようやく読み終えました。
ガイドスキルの面でも差し迫った必要不可欠な知識です。
実は地学と地震に軽く造詣がありますので今回は富士山の噴火についてお触り程度^^;


東日本大震災以降、富士山の噴火の文字も散見できるようになりました。
デマ紛いの記事も沢山あり、確かな判断がつかない場合もありますが、
火山活動は地震と違いある程度予測が立ちます。
火山性地震と火山性微動の二点が観測されれば噴火の予兆になります。
火山性地震と火山性微動
ご多分に漏れず気象庁から噴火警戒レベル(噴火警報及び噴火予報)として発表されます。
火山の噴火は必ず予兆があるので、『富士山の中腹から噴気が上がっている』『蒸気が上がっている』等のデマ記事は何の信頼性もありません(笑)
そんな事態になればまず富士吉田の方or富士宮の方が黙ってません(笑)

ガイド中に『富士山の次の噴火は山頂の火口からですか?』と聞かれる事が多々あります。
直近の山頂火口から噴火したのは、今から約2200年前です。
なので、現在の山頂への火道は“蓋”がされているようなものと捉えています。
近年の(と言ってもこの2200年)噴火は山体中腹や山麓付近からの側噴火です。

貞観6年(864年)に起こった貞観地震は富士山北西の中腹から大噴火を引き起こしました。
現在の精進湖と西湖は元々一つの【せのうみ】という大きな湖だった事がわかっています。
その際に流出した溶岩流は【せのうみ】に流れ込み、湖を分断してしまいました。
少し話は反れますが、現在の青木ヶ原樹海がその時の溶岩流と言っても過言ではありません。
よって青木ヶ原樹海は古来からあったわけでは無く、森としてはまだまだ若い森なのです。
冷えた溶岩の上に生育した木々の森なので土がありません。
根は深く潜り込む事ができず、岩盤を抱きかかえるように生息しています。

貞観地震と同じようなメカニズムで発生した今回の東北地方太平洋沖地震も、
少なからず富士山山下のマグマだまりにプレッシャーを掛けていると思われます。
どれくらいのタイムレンジでマグマが動くかは地上からでは測定しようがありませんが、
先述したように、火山性地震と火山性微動を注視すればそこそこの精度では予測できます。
他には山体膨張や火山性ガスの噴出、噴気や蒸気等の観測があります。

ザクッと言えば、『ある日突然ドカーン』と来るわけではないのです。
火山性地震や火山性微動が観測され、富士山の噴火に繋がる事象が発生すれば漏れなく
気象庁から何らかの噴火警戒レベルアナウンスがあります。
※噴火警戒レベル

各メディアで散見される『富士山が噴火』的なコンテンツはほとんどがゴシップです。
もはやオオカミ少年レベルになってしまっており、本当に来た時にパニックにならないかな…。
今回読んだ本は知識のない方でも理解できるような基礎知識を交えながらの内容です。
この手の本も色々種類がありますが、どれもある程度肩の力を抜いて読むことが必要です(笑)
興味を持たれた方はガス抜きにどうぞ。



この手の富士山ネタもイケるなと味を占めそうなのでまた書きます。

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