世界遺産の山を歩く 山楽部

2011/02/10

霧氷があるはずの高見山

年末から日本を覆っていた寒波が過ぎ、3月中旬の気温になった2月6日に
関西のマッターホルン・高見山へ霧氷観望に行ってきました。

1月の初旬に葛城山から真っ白な高見山が見えていたので、
『いつ行ってやろうか』と機を窺っておりました。

久しぶりにヤマレコにも記録したのでデータ引用
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-98533.html


当初は榛原駅から霧氷バスで乗り込もうと思ってましたが、
ここ数日の暖かさで道に雪無しと踏んだところ大正解。
ノーマルタイヤのまま杉谷の高見登山口まで来れました。

登山口も雪無し。
数日前に行かれた方のレポなど見るとここ真っ白やったのに(笑)

小峠までは杉の植林帯を歩く。
北側の斜面はほぼ凍ててるので雪との境目でグリップを確保すると良い。

アイゼン付けるほど凍ってるわけでもない…。

30分程で南側に展望が広がる。
どの山も雪無し!

小峠まで来たらアイゼン装着しようと分岐まで登ってきたが、
雪の割にはまだまだ歩けそうなのでアイゼンは履かず。
そうこうしていると後ろから来た単独のお兄ちゃんがスタスタやってきて、
平野ルートへの急登をcolumbiaのサンギルにアイゼン無しで登って行ったのにはビックリした。

我々は小峠から大峠までの間スノーハイクを選択。
こちらはさほど高低差が無くどちらかと言うと平坦なので、トレースで圧雪され歩きやすい。
904.1mの水準点辺りは笹に雪が残ってる程度。

出発から1時間半でようやく大峠の駐車場上へ。
さすがにここからピークへ掛けてはアイゼン装着。

高見山ピークを見上げると、霧氷は全滅…。

明神と国見方面も恐らく霧氷は落ちているだろうな…。
(上の写真で振り返って見てる先)

残り600mの標柱も足元あらわ

数ある“壷”を掻い潜り山頂到着。
15時前に着いたのでポツポツと数人の方しかおらず、
展望台でしばし昼食休憩。

肝心の霧氷が壊滅してるので、台高山脈や御杖の集落を遠望するしかなかった。



この時期の山頂付近にはとてつもない人が往来する。
圧雪された箇所は滑りやすいので、簡易アイゼンでも少々滑ると思う。

30分ほどの食事休憩を済ませ下山。
下には平野の集落。高見山周辺の積雪状況も御覧の通り(2/9の夜半より積雪有)

下りは平野側へ稜線歩き。
『全部えびの尻尾やったらなーー!』と半ばヤケクソでこんなポーズまでしてしまう。

サンタさんにもらったノースのゾロ ビーニーを装着

国見岩を過ぎ、分岐から杉谷方面へ。

所々凍てているけど、雪が熔けて岩が露出してるので
12本爪では引っ掛けないか適度に緊張感を持ってヒヤヒヤ降りる。
山頂から先行した家族連れがアイゼン無しみたいだったので、
こちらも抜かないように歩調を合わせたので自然とゆっくりペース。

小峠からは暗くなりつつある林道をスタスタ下山。
600m付近まではアイゼンを装着していたが、雪融けの悪路に入ったので
アイゼンを“手土産”状態にして下山(笑)

途中ポールのバスケットが何回も外れてしまい、気付くたびに探しに戻る・・・を
繰り返してたので思いの他時間が掛かってしまい、登山口に下りてきた頃には他に車一台だけ。
『薄暗いのにまだ誰かおるんかいな』と思いながらラディカルロックのboaを緩めた。

仕事の関係で県内の山間部には入る事もあり慣れ親しんだ山ではあるが、
やはり冬季に登ってこその山だなと再確認。

そういえば、今年は出没情報まだ無いな…



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