世界遺産の山を歩く 山楽部

2013/02/27

富士山・お山開き(2012/6/30-7/1)

雑記で昨年の富士山を振り返っていこうかなと思います。
まずは『お山開き』の7月1日から順序立てて。

6月30日、富士吉田市の北口本宮浅間大社にある
登山道入り口にある鳥居に張られた注連縄を切って御導開きとなります。
そして7月1日のお山開きとなります。
五合目の小御嶽神社でも30日に開山宵官祭、1日に開山祭が執り行われます。

お神輿


この日から約二ヶ月半、9月中旬までの富士山でのガイドが始まります。
『さぁ、今年も登るぞー!』と意気込む反面、天気があまりよろしく無く下り坂の予報。
早速五合目は真っ白。


“ガイド始め”は僕が受け持っているツアー会社さんのお山開きの日特別プランです。
2012年の腕章は緑、まだこの時は綺麗な腕章(9月中旬にはボロボロになってます…)

五合目を出てからというもの、晴れ間はほとんどなく曇天のまま登りました。
『あそこが今日泊まる本八合目です』的な事言ってたんでしょうか^^;

途中は雨も降ることなく、無事に本八合の江戸屋さんまで到着。
その後は天気予報通りに荒れ荒れに崩れまして、本八合からは出れず…。


初っ端のお客さんを頂上までお連れすることはできませんでした。
ですが、これも富士登山の一場面。
独立峰である富士山の天候が一度荒れると、そこは異世界。
絶対に無理して登ってはいけない神様の領域になります。



しかも、九合目から上の登山道は残雪があります。
そして、下山道は積雪の為二年ぶりにお山開きから使えず。
7月世間は夏の始まりと言ったところですが、富士山はようやく春が来たようなもの。


結局5時過ぎに太陽が登ってから下山の途につきます。
御来光は見えずとも東の空から一筋、二筋と光が射し込めば全員で万歳!(笑)
頂上には辿りつけずとも、一夜を過ごしたこの時点でもうみんなひとつのチームです。

奥秩父のトレイルも頭を出していますが、スカっと天気は良くならず。
また懲りずに今年登りに来て欲しいな。

晴れ間が出た後の富士山の山頂には渦巻く笠雲が出来始め

富士山の東側には荒天の目印である吊るし雲が発生。

2012年の富士山はこんな感じでスタートしました。

二ヶ月半の記録なので、今年のお山開きまでには綴れたらOKかなと思ってます(笑)


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