世界遺産の山を歩く 山楽部

2010/05/05

弥山・八経ヶ岳【その②】

…起きた。

4時37分起床。


膝の痛みは案の定取れているはずもなく。


日の出は5時4分。
ご来光を拝みに行こう。
国見八方覗きから太陽が顔を出すであろう台高方面を見てみるが、
この様でございます。

『(;´∀`)・・・け、気配すらねぇ・・・』












それでも諦めない。
まぁ、1時間くらい待ってやろうじゃないか。

5時57分。

↑我々と同じく小一時間強風と寒さに震え耐え続けた方


そろそろ精魂尽きてきまして
『( ´_ゝ`)あ、明日も昇るさ・・・それより朝食としようか』とリタイア。

昨日の残飯も含めて朝食タイムです。

6時からのんびり食べたり飲んだり食べたり飲んだり。
お吸い物飲んだ後にミルクティ飲んだり、ブリの照り焼き食べたりベーコン食べたり。
とりあえず腹におさめりゃいいんだよ!

そんなまどろみの中に一時間半ほど身を置き、7時45分に下山の決断を下す。
膝の痛みが尋常じゃないので下りを考えるだけでも戦々恐々である。(←フリ)


で、今更頭上に上がった太陽を撮っちゃってたりする。
さぁ、はっしゃん下りよっか・・・



『おい。待て。』

振り返ってもはっしゃんしかいない。

内なる心の声である。
『今から下山してもたかだか2時間後の10時前だ。
下りても時間持て余しすぐる。』
その直後はっしゃんに思いもよらないとんでもない言葉言っちゃいましてね・・・。

ワシ『(;・∀・)は、はっしゃん 八経行こっか?ハ、ハハ』


は『膝大丈夫っすか??』


ワシ『ゆっくり行こうぜぇ~!時間はたっぷりある(超強がり)』


は『じゃあ行きましょうか!』


踵を返してご覧の様です↓


さぁ下るぜ~!(八経ヶ岳へは弥山から尾根伝いに少し下った後ピークへ向かう)


が、下りに入って1分も経っていない地点で断末魔が。

ΣΣ(゚д゚lll)ギ、ギャャャヤー!!!


膝が!痛いよ!痛いよ!膝が痛いよ!!

『大丈夫かいな…大丈夫かいな』と老人の戯言のようなものでモルヒネ催眠を掛けながら下り続ける。


そして10分。鹿よけの保護柵前へ。
ここから先は国立公園の特別保護地域で、トウヒの原生林とオオヤマレンゲの群生は天然記念物に指定されております。
去年の秋に弥山小屋で会った保護柵を敷設してたおじさんの功績。
柵に噂の『オベス』 を発見。
↓↓↓↓↓
鹿児島県屋久島の世界自然遺産に指定された地域にある山の頂上や山小屋で、 
ペンキのようなもので書かれた落書きが見つかりました。
屋久島森林管理署によりますと、落書きが見つかったのは、島のほぼ
中央にある標高1886メートルの永田岳山頂の山の名前が書かれた
木の柱や、永田岳から西におよそ1キロ離れた山小屋の手すり、それに
山小屋のそばのトイレの扉で、いずれも世界自然遺産に指定された
地域にあります。
落書きは今月1日に管理署の担当者がパトロール中に
見つけ、いずれも赤や白のペンキのようなものを使ってカタカナで「オベス」と
書かれています。
森林管理署によりますと、世界自然遺産の地域ではないものの、
林野庁が指定した森林生態系保護地域にも同じような落書きがあるという
情報が寄せられているということです。森林管理署は「屋久島の山岳地帯は
世界的にも豊かな生態系が見られ、年間を通じて多くの登山者が訪れている。
一部の心ない登山者による落書きは非常に残念だ」と話していて、
地元の自治体や観光協会などとともに落書きをしないよう
呼びかけることにしています。


初見の人は『なんじゃこら??』ってなるよ。
現にはっしゃんは『オベスってなんやねん』連発でしたから。


登りに入ると幾分膝が楽なので写真を撮る余裕も出てきた。
釈迦ヶ岳までの奥駈もこちらから見ると一層ワクワクする。
先月は向こうから見てたんだよなぁと感慨深げな二人。


そして振り返ると弥山が。
今来た道も見えます。
大峰の連峰も綺麗に見える。
さすが近畿最高峰だぜ。


膝の痛み?
(;´∀`)・・・うん、大丈夫かもしれない(安い膝)


さぁくるよ。


さぁぁくるよ。




ようこそ!おいでませ近畿最高峰・八経ヶ岳へ!




眼下に広がる谷の深さに思わずサングラスを外してしまう
いつ見ても水晶谷は深い!





近畿の一番高いところからの眺め


これだ ワン♪ ツー♪ スリー♪




水晶谷ヤバイ


深い


深すぎるよ


深い谷を眺めている素の姿を写し写され・・・
果ては近畿で一番高い位置にいる自分を実感し・・・“リア充”な二人
やってはいけないポーズまでキメてしまうこの有様。

そして小一時間展望を満喫し、近畿を征服した誇大妄想を糧にしながら下山の途につく。


またもや下りに入ったところで膝痛に気付いてしまう 

またあそこまで登らないとダメなんだよなぁ。
古今の宿でしばし痛みとの付き合い方を考える。






さーて下りるか。
今度こそ下山するよ。


・・・これが彼の最後の姿となりました。
ここからの下りが彼の膝に牙を剥きはじめたのです。

そこに輪を掛けて、踏み込んだ岩がひっくり返り足首へ直撃。
結構デカイ岩だったので腫れる腫れる。
どうやっても左足をかばうので右足パンパン。

ほぼ休むことなく勢いで下山・・・できたのかな(笑)

登山口着(14:15)

つーか、沢下りたところで元気なシマヘビに遭遇し尻餅つきそうなくらいビックリした。

色々ありすぎ・・・ おつかれしたぁー!

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