奥駆出合までは一時間で到着。
弥山は正規ルートと沢ルートも最初の傾斜はキツイので、
まずは足慣らし程度に登ると面食らうほど(笑)
同じキツけりゃ滝もある水を湛えた沢を見ながら登るほうが良い。
というわけで三角橋を渡ると左へフラっと沢ルートへ。
ここで柿の種を頬張っていると先程のパーティーが到着。
どうやら今日は同じ小屋泊らしい。
そうこうしていると12時になったので『ほな頂上で!』とまた先行。
弥山のトンネル西口ルートでは奥駆出合から聖宝の宿まで非常に素晴らしい稜線コースとなる。
これからの時期はシロヤシオの回廊となり、弁天の森では緑豊かな苔に包まれる。
この時期の大峰の醍醐味(?)と言うべきバイケイソウもわんわん伸び盛り。
快晴の日には最高のトレッキングができるこのルート、大好きです。
小一時間ほどのトレイルを楽しみながら弥山・八経を望むと聖宝の宿へ到着。
昔の行者さん達はこの靡で宿をとり、現在は理源大師の銅像前で行をされます。
登山者が休むタイミングにあるのもこの宿跡。
ここから始まる胸突き八丁(聖宝八丁)は一気に高度を300m上げる急登。
『よっこいしょ』と再度ザックを背負うには最適のお休みポイント。
山頂から下ってきた際には、膝を少し休めるには最適のお休みポイント。
なんちゅうか、休むのには持って来いなんです(笑)
ここからは一時間かけてみっちりと太腿を疲れさせます…。
さすがに17kgは少しペースが落ちる。
何とか休み休み一時間で山頂へ。
いそいそと小屋のチャイムを鳴らし西岡さんに素泊まり5500円を渡す。
お金を渡す時にグイっと顔を覗きこまれ『髪型変わってるから誰かわからんかったわ』と(笑)
そして今晩は個室を用意して頂きました!
そうですよね、いつも宿泊で来ても寝ずに外ウロウロしてるもんなぁ。
朝は朝でウロウロしてるし、いつ寝てるかわからんような客は個室へ押し込むのが正解!
到着してからは次のお客さんが来るまでの間、食堂で西岡さんと話し込んだ。
コーヒーを頂き2時間は話し込んだかな…。
この山域の事、動植物の保護、登山客のあれこれなどなど、
全部の話を議事録として残しておきたいくらい貴重な話を聞かせて頂いた。
話し込んでいる間に到着すると思われた奥駆出合ですれ違ったパーティー。
5時間経っても到着しません…あまりに遅いので心配しながらも
『迷い込む他の道ないのに』と冗談を言いながら夕食の支度を始められました。
外はまだ陽も高いので小屋周りの散策です。
弥山頂上の天河弁財天奥宮へ尊拝。
ここで手を合わすと自然と気持ちが『無』になります。
ちなみに弥山やら鉄山やら頂仙岳やらの坪内上のこの山域は、
坪内にある天河弁財天の所有地となります。
これ知らなかい方多いのではと思います。
国立公園内ではあるけども立派に民地となるので、テン場の500円は致し方ないのです。
焚き火も禁止されているのは理由もあったのです。
そしてもうひとつ、撮影が終わってるので大丈夫かな?
実はこの日、BS日テレの『登る女』の取材依頼が西岡さんにありました。
中山エミリが5/25に大台と弥山に登るということでロケハンに来られており、
スタッフさんとは昨年の夏に佐藤小屋でお見掛けしたので覚えていたんですコレが。
当日歩荷しましょうか?と言いかけたが、5/23~は河口湖に居るので下手な事はクチチャック。
何より嬉しいのはこの素晴らしい山を取り上げてくれたこと!
いつ放送か知らんけど見よっと。
5/25は快晴だったみたいなのでさぞかし良い画が撮れたでしょうな。
つづく
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